2022年4月28日(木)、愛媛大学社会共創学部環境デザイン学科(2回生)の授業「環境ガバナンス論」にて、学習者自らが問いづくりを行うQFT(Question Formulation Technique)という手法を用いた問いづくりワークショップを実施しました。
地球温暖化防止活動推進センター(以下、センター)は、社会が環境を管理する能力や仕組みである「環境ガバナンス」のもと、法律によって定められた第三者的な組織という立ち位置にあります。そのため、環境問題に取り組むステークホルダーが“脱炭素”に向かって未来に進んでいくために、問いづくりを通してセンターが担う役割についてセンターの立場に立って考えていただきました。
問いについて解決策を考えるのではなく、さらに問いを持つというやり方がこのQFTという手法です。そのことによって考えが深まった、環境問題について分からないことが実はたくさんあることに気付いた、私たちが行っている全てのことが炭素と関わりがあることに気付いたという感想をいただきました。
また、センターという立場で考えるということで、「ガソリン車からEV車への乗り換え推進を図るためにガソリン車の影響やEV車の事例についての授業を入れてもらうように働きかける」といった、問いに自分が答えるのではなく、問いに答えてもらうように働きかけるアクションを考えたグループもありました。
時間が限られた中、難しいテーマにも関わらずたくさんの問いを持ち、その問いにさらに問いを持っていくというプロセスを通して、センターの担う役割や大切にしていることを学生たちと共に考える機会をいただけることに感謝です。