令和2年9月8日(火)に愛媛県立北条高等学校の3年生11名の生徒さんを対象に環境講座を実施しました。2030SDGsゲーム体験から世界のつながりと地球温暖化・気候変動について考える2コマの授業を行いました。
愛媛県では、気候変動への対処(目標13)を題材に、高校生等の学生を対象とした地球温暖化・気候変動問題に関するワークショップを開催し、環境意識の浸透を図るとともに、若者の行動力やSNS等による情報発信力を生かし、県民全体への普及を図る「マイ・SDGs実践促進事業」を今年度よりはじめています。
このワークショップに参加した11名のプロジェクト活動は、終始スローペース。そして、順調に世界の状況メーターを伸ばしていました。終盤、何名かの生徒が「もういいんじゃない?」と言ってしまうほど。
残念ながら自分のゴールが達成できなかった生徒さんが2名いました。
「もういいんじゃない?」から「誰か困ってないかな?取り残されていないかな?」という視点で周りを見ることができれば、より満足できる世界が築けていたかもしれません。
振り返りでは、「自分のことしか考えてなかった」「自分のゴールを達成して初めて世界の状況を考えた」「前半経済ばかり進んで環境や社会が停滞した。今の時代のようだと思った」
といった感想がでてきました。
また、ゲームでは順調に世界が良い方向へ進んだため、みんなで作った2030年の世界はほとんどの生徒が「豊か」だと感じていた様子。そのため、現実の世界と比べてどう?という問いかけから、今地球で起きていることや地球温暖化・気候変動について話をしました。
この体験で感じた想いをぜひ今後につなげ、自分で判断・自分で行動できるようになってもらいたいと思います。
北条高校の生徒の皆さん、先生方、ありがとうございました。