ECCCA環境家計簿キャンペーンでは101世帯から応募がありました。
本キャンペーンに御応募いただいた皆様、御協力ありがとうございました。
環境家計簿のデータ集計結果は表1のとおりです。

表1 エネルギーの種類別総使用量
今回のキャンペーンでは、
同居者数が6人、7人、9人以上の世帯からのデータは集まりませんでした。
また、軽油を使用した世帯はありませんでした。
ここで、表1のエネルギー使用量に、
表2のエネルギーの種類別CO2排出係数を乗じて、
どのエネルギーからどれくらいCO2が排出されているかを表3にまとめました。

表2 エネルギーの種類別CO2排出係数

表3 エネルギーの種類別CO₂排出量(kg-CO₂)
ここで、表3の結果から、各エネルギーを使用した時に排出されるCO2が、
総排出量に占める割合を算出した結果が表4です。

表4 エネルギー別に排出されるCO2が総排出量に占める割合
[端数処理により合計が100%にならない場合があります。]
CO2の総排出量に占める割合は、電気の使用が一番高く、次にガソリンの使用です。
同居者数を問わず、この2つで7割以上を占めるため、
家庭のCO2排出量を削減するには電気やガソリンの使用をいかに抑えるかが重要だと分かります。
すなわち、ウォーム(クール)ビズの実践、こまめなスイッチオフで節電に努め、
自動車やバイク等の運転ではエコドライブを心がけ、燃費の良い運転をすることが大切です。
次に、表3の結果を基に、同居者数別に1人当たりのCO2排出総量を計算した結果が表5です。

表5 同居者数別1人当たりのCO2排出量
同居者数が増えるほど1人当たりのCO₂排出量が減少しています。
これは、複数人で生活すると食事や団らんなど、
一つの部屋に集まって過ごす機会が多いことから、暖房や照明等を共有することが多く、
その結果、エネルギー消費が抑えられるためと考えられます。
特に、今回のECCCA環境家計簿キャンペーンで得られたデータでは、
同居者数が5人以上になると、単身の場合の半分以下になっています。
是非、家族やご近所どうしがひとつの部屋・場所に集まって過ごす
「ウォーム(クール)シェア」を実践していただき、
エネルギー消費を抑え、CO2排出量の削減に御協力くださいますようお願いいたします。
ECCCA環境家計簿キャンペーンは終了しましたが、
愛媛県地球温暖化防止活動推進センターのホームページから
環境家計簿を記入することができますので、是非ご活用いただき、
引き続き、省エネやCO2排出量の削減に努めてくださいますようお願いします。